バイナリのインストーラーを使ってLinux上にGitと主な関連ツールをインストールしたいのであれば、大抵はディストリビューションに付属する基本的なパッケージ・マネジメント・ツールを使って、それを行なう事ができます。
もしFedoraを使っているのであれば、yumを使う事が出来ます:
$ sudo yum install git-all
もしUbuntuのようなDebianベースのディストリュビューションを使っているのであれば、apt-getを試してみましょう:
$ sudo apt-get install git-all
そのほかにも、いくつかのLinuxディストリビューション用のインストール手順がGitのウェブサイト
http://git-scm.com/download/linux
に掲載されています。
Macにインストール
いくつかの方法でGitをMacにインストールできます。
そのうち最も簡単なのは、Xcode Command Line Toolsをインストールすることでしょう。
それは、Mavericks (10.9)以降のバージョンであれば、'git’をターミナルから実行しようとするだけで実現できます。
もしXcode Command Line Toolsがインストールされていなければ、インストールするよう促してくれます。
最新バージョンのGitを使いたいのであれば、インストーラーを使うといいでしょう。
OSX用のGitインストーラーはよくメンテナンスされており、Gitのウェブサイト
http://git-scm.com/download/mac
からダウンロードできます。
あるいは、GitHub for Macの一部としてGitをインストールすることもできます。
GitHubが提供しているGUIのGitツールには、コマンドラインツールをインストールするオプションもあるのです。
このツールは、GitHub for Macのウェブサイト
http://mac.github.com
からダウンロードできます。
Windowsにインストール
Windowsの場合でも、いくつかの方法でGitをインストールできます。
最も公式なビルドは、Gitのウェブサイトからダウンロードできます。
http://git-scm.com/download/win
にアクセスすると、ダウンロードが自動で始まるようになっています。
注意事項として、このプロジェクトはGit for Windowsという名前で、Gitそのものとは別のプロジェクトです。詳細については
https://git-for-windows.github.io/
を参照してください。
もう一つ、Gitをインストールする簡単な方法として、GitHub for Windowsがあります。
GitHub for Windowsのインストーラーには、GUIとコマンドラインバージョンのGitが含まれています。
PowerShellとの連携がしっかりしていて、認証情報のキャッシュは確実、CRLF改行コードの設定はまともです。
これらについては後ほど説明しますので、ここでは「Gitを使うとほしくなるもの」とだけ言っておきます。
GitHub for Windowsは、
http://windows.github.com
からダウンロードできます。
ソースからのインストール
上述のような方法ではなく、Gitをソースからインストールするほうが便利だと思う人もいるかもしれません。そうすれば、最新バージョンを利用できるからです。
インストーラーは最新からは少しですが遅れがちです。とはいえ、Gitの完成度が高まってきたおかげで、今ではその差はさほどでもありません。
Gitをソースからインストールするのなら、Gitが依存する以下のライブラリが必要です:curl、zlib、openssl、expat、libiconv
もし、使っているシステムでyumが使えたり(Fedoraなど)、apt-getが使えたり(Debianベースのシステムなど)する場合は、それぞれ次のようなコマンドを使うと Git のバイナリをコンパイルしインストールするための必要最低限の依存ライブラリをインストールしてくれます。
$ sudo yum install curl-devel expat-devel gettext-devel \
openssl-devel perl-devel zlib-devel
$ sudo apt-get install libcurl4-gnutls-dev libexpat1-dev gettext \
libz-dev libssl-dev
なお、ドキュメントを doc、html、info 形式等で出力したい場合は、以下の依存ライブラリも必要になります(RHELやRHEL派生のディストリビューション(CentOS・Scientific Linuxなど)では、
EPELリポジトリを有効
にしてください。`docbook2X`パッケージをダウンロードするのに必要になります)。
$ sudo yum install asciidoc xmlto docbook2X
$ sudo apt-get install asciidoc xmlto docbook2x
さらに、Fedora・RHEL・RHEL派生のディストリビューションを使っている場合は、以下のコマンドを実行してください。
$ sudo ln -s /usr/bin/db2x_docbook2texi /usr/bin/docbook2x-texi
バイナリー名が異なるために生じる問題を解消するためです。
依存関係のインストールが完了したら、次にタグ付けされた最新のリリース用tarballを入手しましょう。複数のサイトから入手できます。
具体的なサイトとしては、Kernel.org
https://www.kernel.org/pub/software/scm/git
やGitHub上のミラー
https://github.com/git/git/releases
があります。
どのバージョンが最新なのかはGitHubのほうがわかりやすくなっています。一方、kernel.orgのほうにはリリースごとの署名が用意されており、ダウンロードしたファイルの検証に使えます。
ダウンロードが終わったら、コンパイルしてインストールします:
$ tar -zxf git-2.0.0.tar.gz
$ cd git-2.0.0
$ make configure
$ ./configure --prefix=/usr
$ make all doc info
$ sudo make install install-doc install-html install-info
一度この手順を済ませると、次からはGitを使ってGitそのものをアップデートできます:
$ git clone git://git.kernel.org/pub/scm/git/git.git